VBScript: Select Case文で不等号やToは使えない

VBScriptのSelect Case文では、 「不等号」を使った比較演算や、「To」を使った範囲指定はできません。
なので比較や範囲指定を行いたい場合は、If文を使う必要があります。

VBAなどの他のVisual Baseic系言語と比べると、 Select Case文の仕様が限定されています。

次のサンプルコードのように、 Caseの後に「不等号」を使った場合はエラーが発生します。

num = 3

Select Case num
    Case Is < 4
    	' 処理
    Case 4
    	' 処理
    Case Else
    	' 処理
End Select

' 実行結果
Microsoft VBScript コンパイル エラー: 構文エラーです。

次のサンプルコードでは、 Caseの後に「To」を使って範囲指定していますが、 やはりエラーが発生します。

num = 3

Select Case num
    Case 1 To 3
    	' 処理
    Case 4
    	' 処理
    Case Else
    	' 処理
End Select

' 実行結果
Microsoft VBScript コンパイル エラー: ステートメントがありません。

このように、VBScriptのSelect Case文では不等号やToを使うことはできません。 If文を使って条件分岐する必要があります。

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