VBScript: 乱数(整数)を発生させる

VBScriptで整数の乱数を発生させる方法を紹介します。

乱数を発生させる関数はRnd 関数ですが、 Rnd関数の戻り値は0以上1未満の次のような数です。

0.1982233
0.4063532
0.7610895

こららの値を整数にする場合は、 掛け算を行ったり、Int関数で小数点以下を切り捨てたりする処理が必要となります。

一般的には次のように記述すると整数の乱数が取得できます。

乱数
Int((最大値 - 最小値 + 1) * Rnd + 最小値)

これらの処理をいちいち記述するのは面倒なので、 関数を作っておくと便利です。

整数の乱数を発生させる関数

次の関数「Rand_Number」は、 最小値と最大値を指定し、その範囲内の乱数を返す関数です。

' 整数の乱数を返す
' min: 最小値   max: 最大値
Function Rand_Number(min, max)
	
	'乱数ジェネレータの初期化
	Randomize
	
	num = Int((max - min + 1) * Rnd + min)
	
	Rand_Number = num

End Function

関数「Rand_Number」を使って、1から10までの乱数を取得してみます。

' 乱数を表示
For i = 0 To 10
	WScript.Echo Rand_Number(1, 10)
Next

実行結果は次のようになりました。

実行結果
6
4
4
1
6
3
1
10
1
10
9
VBScript入門