Python: 指定した文字列の出現回数を数える count()

文字列の中で、 指定した文字列の出現回数を調べる場合は count()メソッドを使います。書式は次の通りです。

書式
文字列.count(部分文字列)

文字列.count(部分文字列[, 開始[, 終了]])

引数に出現回数をしらべたい部分文字列を指定します。 第2引数、第3引数で検索開始位置と終了位置を指定することもできます。
戻り値は出現回数です。

次のコードでは "b" の出現回数を数えています。

s = "abc abc abc"

num = s.count("b")

print(num)  # 3

開始位置を指定することもできます。

s = "abc abc abc"

num = s.count("b", 3)

print(num) # 2

大文字・小文字は区別される

count()メソッドでは大文字・小文字が区別されます。 次のコードでは大文字の「B」はカウントされず、 小文字の「b」のみカウントされるため出現回数は「2」となります。

s = "ABC abc abc"

num = s.count("b")

print(num) # 2

大文字・小文字の違いを無視してカウントする方法

大文字・小文字の違いを無視してカウントしたい場合は、 一旦 upper()メソッドで全部大文字にしてカウントするか、 lower()メソッドで全部小文字にしてからカウントする方法があります。
(関連記事: 大文字・小文字を変換 upper(), lower(), swapcase()

次のコードでは lower()メソッドを使って一度小文字にしてからカウントしています。

s = "ABC abc abc"

num = s.lower().count("b")

print(num) # 3
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